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「Can you hear me?」で電話をスムーズに

電話で「can you hear me?」と尋ねているイメージ

 友達との電話中、自分の携帯電話の電波状態が余り良く無かったり、周りが“ガヤガヤ”と騒がしかったりして、「相手に自分の声が届いているかどうか」不安に思いながらも電話をしている時って有りますよね?

 また、オンライン英会話ではインターネット回線をしようした通信レッスンとなるため、自分のパソコンの設定が正しく無ければ相手に自分の声が届きません。

 そんな時に、やっぱり「パソコンが苦手な方」と言うのは、自分のパソコン設定が正しくでてきて、「相手に自分の声が届いているのか?」と心配になってしまいますよね?

 そこで、ここでは電話越しの相手に対して「ちゃんと聞こえている?」と、問いかけるフレーズを学んで頂きたいと思います。

 ここで紹介するフレーズは、オンライン英会話や電話中には、高い頻度で使用される英会話フレーズとなるので、初心者・上級者関わらず、しっかりと覚えておいて頂ければと思います。

「Can you hear me?」の解説

 まず、「ちゃんと聞こえている?」と相手に対して問いかけるフレーズですが、「Can you hear me?(聞こえますか?)」と言うフレーズになります。

 分解して単語の意味を見ていくと、「can(~できる)」、「you(あなたは)」、「hear(聞こえる・聞く)」、「me(私を)」で、直訳すると「あなたは私を(私が言っている事)が聞こえますか?」と言う事になるため、「ちゃんと聞こえている?」や「聞こえますか?」と電話越しなどで相手に通信状況などを問いかけるフレーズになります。

「Can you hear me?」の回答

 次に、相手があなたに対して「Can you hear me?」と問いかけてきた場合について、どのように回答をしたらよいのか?を紹介していきます。

 まず、疑問文は「Can」で始まっているので、回答には「Yes または No」で答える事になるので、最低限の回答のみで返答するのであれば、「Yes」「No」だけでも問題ありません。

 全文で回答を用意するのであれば、「Yes, I can.」または「No, I can't(cannot)」となります。

 また、「Yes・No」の回答だけで無く、少し情報を付け足して英会話らしく回答する場合には、「Yes, I can hear you very well.(ええ、とっても良く聞こえていますよ)」、または「Oh, sorry. I can't(cannot) hear you well.(あぁ、ごめんなさい。少し聞こえにくいです)」と言った回答も可能です。

怒っている時の「I can't hear you.」

 つい門限を破って夜遅くに家に帰ってしまい、両親はもうカンカンに怒っています。そして、そんな両親に対して“ボソボソ”と言い訳を始めた結果、「I can't hear you!!」と怒鳴られてしまいました。

 この場合の「I can't hear you!!」は「何を言っているんだ!聞こえないぞ!!」と、完全に怒っているので注意してくださいね(笑)。

「hear」それとも「listen」違いは何?

自然に音楽が聞こえてくる様子

 「Can you hear me?」については、もうバッチリマスターできちゃいましたでしょうか?

 ここで、「あれ?“listen to”って聞くって意味の単語が有ったと思うけど、“Can you listen to me?”じゃダメなの?」と思った方、「凄いです!」もう初級者用のフレーズは卒業しても良いレベルまで到達しているかも知れませんね。

 実は、先ほど紹介した「hear」と「listen」は、どちらも日本語訳をしてしまうと「聞く」と言う動詞になってしまいますが、実は英語では微妙にニュアンスは異なっています。

 そこで、折角「hear」を覚えてしまったのですから、一緒に「listen」との使い分けについても覚えて頂ければと思い、続いては「hear」と「listen」違いについて紹介していきたいと思います。

「hear」と「listen」

 先ほども紹介したように、「hear」と「listen」は日本語訳をしてしまうと、どちらも「聞く」と言う意味になりますが、実は、「hear」は「特に注意もしていないのに“聞こえてくる”」と言うニュアンスが有り、「listen」は「注意して聞く、耳を傾けて聞く」と言うニュアンスが有ります。

 そのため、例えば日本語では「英語の聞き取り」について「ヒアリング(hearing)」などと言ったりする事もありますが、聞き取りテストなどは「ボーっとして聞いている」のでは無く、「聞こうとして聞いている」ので、海外では「ヒアリング」とは言わずに「listening(リスニング)」がメインとして使用されています。

 また、街中でギターの音が聞こえてきた場合には、「自分が聞こうとしていなくても、勝手に聞こえてくる」ので、その場合には「hear」が使われる事になります。

電話やオンライン英会話レッスンでは?

 そこで、次に気になるのは、電話やオンライン英会話レッスンでは注意して相手の話を聞いているので、「Can you hear me?」では無くて、「Can you listen to me?」じゃないの?と言う疑問が浮かぶ訳ですが、実は、「hear」には“相手との距離”を表す意味も有り、電話では通常“相手が離れている”ため、「hear」が使われます。

 では、「Can you listen to me?」とは言えないのか?と言う事になりますが、「Can you listen to me?」を使うと少し意味が強まってしまい、「あなたは(注意して)私が言っている事を聞けますか?(聞いてくれますか?)」と言う表現になってしまうので注意をしてください。

「Listen!!」の効果

 「hear」と「listen」の違いについては、故意に聞いているかどうかだったのですが、例えば、ザワザワした教室で「Listen!!」と言うと、それは「(私の言うことを注意して)聞け!!」と言う意味になります。

 良く外国映画などで、先生が騒がしい教室で「Linten to me!!!!!」と叫んでいるのは、そのためなんですね~。そんなんです。「hear」じゃダメなんです(笑)。

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